エネルギーが使われる順番
三大栄養素といわれる『糖質』『脂質』『タンパク質』は、それぞれが身体の大事なエネルギー源です。
しかし、エネルギーとして使われる順番や、使うことができる身体の部位は決まっています。
例えば、基本的にヒトの身体の細胞は『ブドウ糖』つまり糖質をエネルギー源としており、このブドウ糖を日々頑張って作り出しています。
しかし、そのブドウ糖が使い果たされたとき、次にエネルギー源となるのは脂質です。
また、筋肉は身体の中でブドウ糖だけでなく脂質もエネルギーとして使える貴重な存在です。
そのため、運動をして筋肉を動かし続けていると、やがて脂肪燃焼が始まり、そこから筋肉にエネルギーを送ることができます。
脂質が使い果たされると、いよいよたんぱく質がエネルギーとなります。
この段階になると筋肉の分解が進んでしまうといわれています。マラソン選手はこのレベルの負荷で運動を行っていると考えられます。
マラソン選手の体型を見ると、イメージしやすいかと思います。脂肪はほとんどついていないですよね。
通常の運動では、筋肉の分解が始まるほどの強度になることは考えにくいです。
体脂肪率が高くダイエットをしたい人は、脂肪をエネルギーとしてどんどん使えるように運動することが大切です。